派遣の面談前にやるべきこと!エクセルスキルチェックは必須!

派遣の面談前に3つのやるべきこと

最終更新日 2023/12/28
執筆者:noriko

 
派遣会社に登録する際、「高時給で働きたい」「なるべくスピーディに次の仕事を決めたい」「希望通りの職種で働きたい」といった希望を持つ方は多いのではないでしょうか。しかし、希望通りの条件で勤務できる人もいれば、そうではない人もいます。
 
その違いのカギは、「派遣の登録面談」にあります。登録面談の際に自分を上手にアピールできれば、好条件で就業することができるでしょう。
 
登録面談時、上手に自己PRができるように、本記事では登録面談前にするべきこと3つを記載しました。本記事では、現役の派遣社員である私が実際の体験談をベースにご紹介します。

派遣登録面談までにやること3つ


 
派遣の登録面談は、単に事務手続きに行く場所ではありません。派遣会社に対して、自分自身をアピールする絶好の機会です。自分自身を精一杯アピールして、最大限に良い就業先を紹介してもらいましょう。

その1 職務経歴書と履歴書を修正する

まず、自分を派遣会社にアピールするために、職務経歴書と履歴書を修正しましょう。この作業によって、時給は300円以上変わってきます

派遣会社側から「是非ウチで就業してほしい」と思われることが大切です。そのためには、職務経歴書と履歴書を用い積極的にPRしましょう。

具体例をもとに、経歴のPR方法を解説します。ぜひ、参考にしてみてください。

例)28歳・女性・前職は飲食店で正社員として勤務
事務職は未経験。パソコンはOfficeの操作が一通りできるレベル
希望職種は事務職。

 

職務経歴書の修正前)前職は飲食店のホールで勤務。パソコン操作は基本的なことであれば一通りは可能。

修正前の職務経歴書だと、派遣会社に「未経験」と認定されてしまいます。上記の経歴だと、時給が1,300円くらいになってしまうかもしれません。
なので、次のように修正しましょう。

職務経歴書の修正後)前職は飲食系企業で、売り上げデータの投入と分析をしていました。
店舗データをツールに投入して解析することが仕事です。
Excelを使用し、データを第三者にわかりやすくアウトプットすることが得意です。

明らかに修正後の方が、事務職員として魅力的に見えませんか?修正のポイントは2つです。

① 0を100にするのではなく1を100に盛る
前職の経験を最大限に拡大解釈して「経験者」と言い切る

この修正によって未経験でも経験者になり、時給も確実にアップします。時給で換算すると300円は変わってきます。
 
確かに修正作業は面倒です。しかし、時給300円アップすれば、月5万円は違ってきます。時給アップのためと割り切って、職務経歴書と履歴書を修正しPRしましょう。
 
スキルは少しでもその経験があるならば、多少盛っても問題ありません。派遣会社のスキルチェックはどうとでも乗り越えられます(そのための方法は後述しています)。
 
Officeの使用方法は働き始めれば、なんとかなります。なので、高時給のために最大限スキルと経歴を最大限に盛ってPRしましょう。

その2 優先順位を決定する


派遣の登録面談までに、希望条件の優先順位を決定しておきましょう。優先順位を決めておかないと登録面談の際に希望を伝えられません。
 

登録面談では必ず、以下のような希望条件を確認されます。
 
・ 希望時給
・ 希望業種(インフラ、通信、メーカー)
・ 希望職種(営業、事務、ヘルプデスク)
・ 勤務地
・ 通勤時間
・ 就業決定までのスピード
・ 雇用形態(一般派遣・紹介予定派遣・無期雇用派遣)
・ 勤務時間・シフト勤務の可否
・ 勤務期間
上記項目に加えて、優先順位も確認されます。

 
何も決めずに登録面談に行ってしまうと、「登録会の場で、全ての意思決定をしなければならない」状態になります。上記で挙げた10以上の項目を、その場で全て決定し、なおかつ優先順位まで決めるのは極めて困難です。
 
多くの場合、フィーリングでなんとなく決定することになります。よって、「面談時に条件をうまく伝えられなかった」となりがちです。
 
最低限、以下の項目を決めてから派遣面談に臨みましょう。

・ 希望時給(最低いくらほしいのか)
・ 通勤時間の許容範囲
・ 希望職種
・ いつから働きたいか?

 
併せて、上記4項目の優先順位を決めておくとなおよいです。1番目に優先すべきことが、希望時給なのか、希望職種なのか、通勤時間なのかで働く場所は大きく変わります。希望職種を最優先すると決まっていれば、高時給に惑わされて、希望しない仕事につくことを防げます。
 
これで、当日、場当たり的に意思決定をすることはなくなるでしょう。

その3 Excelの復習(エクセルスキルチェック)


登録面談までに、Excelの復習をしておくとよいでしょう。Excelの復習をするかしないかで紹介される仕事にも差が出ます。
 
理由は、登録面談でExcelのスキルを確認されるからです。そこで好成績を残せれば、高時給案件を紹介してもらえることでしょう。
 
エクセルスキルチェックの多くは「Skill Analyst(スキルアナリスト)」で行われます。

私は8社以上の派遣会社に登録しています。その際、スキルチェックは例外なく「Skill Analyst」で行なわれました。
 
「Skill Analyst」には、Excelだけでなく、PowerPointやAccess、Wordなどの項目もあります。しかし、登録面談でテストされるのは、Excelと文字入力(タイピングテスト)の2つのケースが大半です。
 
出題されるExcelの問題も決して難しくはありません。しかし、時間制限があることに加えて、テストであることにプレッシャーを感じます。結果、ミスを重ねたり、最終問題まで辿り着けなかったりします。
 
私は、Excelには自信がありました。事実、仕事でExcel対応に窮したことはありませんでした。しかし、「Skill Analyst」での試験では、緊張感から納得のいく回答ができませんでした。
 
そこで、皆さんがそうならないように、「Skill Analyst」のテスト内容例を記載しておきますので、是非お役立てください。

出題されたExcel問題の内容とは?

私が覚えている範囲出題された問題を記載します。

・表示されている「売上集計」の文字サイズを変えなさい
・表示されている「売上集計」を太字にしなさい
・シート名を「sheet1」から「売り上げ」に変更しなさい
・「SUM関数」を用いて合計値を出しなさい
・関数を使い「利益列」を埋めなさい
・全体売り上げに対する個別売り上げの割合を算出しなさい
・個別売り上げの割合を円グラフで表示させなさい
・エクセルファイルを保存しなさい

このような問題が出ます。※出題数は全15問ほどで、時間制限は15分(だったと記憶しています。)
 
登録面談の前日までに、Excelの復習をしておくことを強くおすすめします。前日に「Excel入門」のようなWebサイトを一読する、またはExcel解説をしているYouTuberの動画閲覧をしておくとよいでしょう。それだけでも、登録面談でのテスト成果が確実に変わります。
 
Excelテストで高得点を出すことができれば、派遣会社も安心して就業先を紹介できます。スキルを概論ではなく、結果で示せるからです。よって、高時給案件の紹介など多くのメリットを得ることができます。

派遣登録面談当日、面談前にやること3つ


私の経験から、当日の面談前にやるべきこと3つを紹介します。意外なこともあるかもしれませんが、是非参考にしてみてください。

その1 時間通りに面談会場へ行く

当たり前のことですが、遅刻は絶対にNGです。余裕をもって面談会場に到着できるように心がけましょう。
 
派遣会社は、時間通り面談に来社するかどうかも確認しています。遅刻はそれだけでマイナスポイントです。万が一、電車遅延などで遅れる場合は、遅れる旨の連絡をしましょう。

その2 チョコレートを食べる

派遣の面談は11時や15時など、中途半端な時間になることが多いです。そのため、前の食事より時間が空きすぎて頭が回らないことがよくあります。
 
なので、私は血糖値を上げて集中力をアップするために、チョコレートを食べていました。
 
これは、プロの通訳さんが、仕事の合間にチョコレートを食べているのを見て、参考にしました。派遣の登録面談は、思っているよりもエネルギーが必要です。チョコレートを食べて、乗り越えてみてはいかがでしょうか。

その3 履歴書と職務経歴書の再確認

前章で「履歴書と職務経歴書は最大限盛ってください」とお伝えしました。しかし、1点弊害があります。
 
それは、「どのくらい履歴書を盛ったか」を忘れてしまうことです。特に、複数の派遣会社にまとめて応募しているときに起こりがちです。(人によっては、職務経歴書の職歴そのものを割愛・修正しているかもしれません)
 
登録面談時に、話している内容と職務経歴書・履歴書が合致していないと最悪です。派遣会社からは「本当のことを記載していないのではないか?」と懐疑的な目で見られます。
 
こちらとしても、取り繕うことで精一杯になるでしょう。
 
そのため、面談前には履歴書と職務経歴書を再確認しましょう。私は電車の中でササっと見返していました。

まとめ


「ぶっつけ本番は絶対NG!派遣の登録面談までにやるべき3つのこと」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
 
「こんな当たり前のこと」と思った方もいらっしゃると思いますが、案外見落としがちなポイントばかりです。今回ご紹介したポイントを気に留めておくだけでも、登録面談で紹介される求人や時給も変わってくるはずです。
 
是非、この記事を参考にして、登録面談に挑んでいただければ幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事の執筆者

noriko

大学卒業後、商社に正社員で就職。退職後は派遣社員として営業事務や一般事務などの事務職を中心に、大手会社や財団法人に就業。派遣業務を過去8年間従事した。イベント関連などの短期派遣の経験もあり。登録済みの派遣会社はスタッフサービスなど大手を中心に10社以上。プライベートと仕事の両立のために派遣という働き方を選択していた。