【最新】大手優良派遣会社ランキング!派遣初心者にまともな派遣会社を解説
派遣会社に登録する時に、あなたは何を基準に選びますか?全国各地に数多くある派遣会社、登録するなら信頼のおける安心のできる所がいいと考えるが多い事でしょう。
しかし、登録前からその派遣会社が良い派遣会社だと判断するのはなかなか難しいでよね。そんな時に、判断の目安となるのが「優良派遣事業者」です。
このページでは優良派遣事業者の制度のメリットデメリットや見分け方、オススメランキングなど優良派遣事業者についてまとめました。
優良派遣会社って?優良派遣事業者とは?
それでは、優良派遣会社とはどのような会社のことをいうのでしょうか?
全国各地に大手から小さいものまで数多く存在する派遣会社。派遣法が改正されて以前よりはブラックな派遣会社が減ってはきましたが、まだまだグレーな派遣会社少なくありません。
- 残業代などを含めた給料がスムーズに支払われる
- 希望通りの仕事を紹介してくれる
- 条件を満たしていれば社会保険の加入ができる
- 勤務先の質がいい
- 就労後のサポートも万全
などなど、様々なことが整っている派遣会社が優良派遣会社と言えそうですが、登録前から自分で判断するのはなかなか難しいでしょう。
そんな時に、1つの目安となるのが「優良派遣事業者認定制度」です。
優良派遣事業者認定制度とは
優良派遣事業者認定制度とは、厚生労働省が委託した審査認定機関が人材派遣会社に対し、派遣社員と派遣先の双方が安心のできるサービスを提供できているかどうかを認定する制度です。
2014年からスタートした比較的新しい制度で「事業経営」「財務状況」「社内監査体制」など95項目にも及ぶ厳しい認定基準をすべて満たすことで、初めて優良派遣事業者認定を受けることができます。
優良派遣事業者に認定された事業者は「優良派遣事業者行動指針」に基づいて会社を運営するようになります。
・労働者と企業を結びつける人材派遣事業の社会的役割を自覚し、派遣社員の個人情報と派遣先企業に関する情報の保護に十分留意しつつ、民間事業としての特性を活かし労働市場の需給調整に貢献します。
・派遣社員の人格、個性を尊重し、安心・安全で働きやすい環境を確保するとともに、キャリア形成を支援します。
・事業に関する情報の開示に努め、広く社会とのコミュニケーションを行い、透明性の高い事業運営を行います。
・人材派遣事業の運営に携わるすべての社員が法令遵守を徹底し、派遣に関する法令・契約を遵守しない派遣先企業には厳正な態度で臨みます。
大手優良派遣会社ランキング!派遣初めての方にも安心ランキング
優良派遣会社をランキング付けしました。
ここで紹介している派遣会社は優良派遣事業者に認定されていて、派遣初心者の方の派遣会社選びにも安心できます。
大手優良派遣会社①:テンプスタッフ
テンプスタッフは女性からの人気が高く、派遣会社の中でも特に女性に対する支援が充実している派遣会社です。
創業者が女性である事を筆頭に幹部社員も女性が多く、さらに女性社員の割合も多いという、まさに女性の立場に立って体制を整えています。「働く女性を応援すること」をコンセプトに女性が働きやすいよう様々なサポートが充実していて、例えば都内に保育所も完備しています。
テンプスタッフは営業担当とは別に「スタッフフォロー」というフォロー専門の担当者がいるので、派遣先で困ったことがあったらいつでも頼ることが出来ます。穏やかな女性が担当してくれる事が多いので、気軽に相談しやすいと口コミでも人気のようです。
また、結婚・出産を機に仕事を一度離れたあとに派遣社員として再出発しようとする場合の支援として、最大6ヶ月のトレーニー派遣期間を設け、OAスキルやビジネススキルの講座が学べるなど、研修制度も充実しており、再就職の不安を解消するためのサポート体制が抜群の派遣会社だと言えるでしょう。
そして、テンプスタッフは求人も豊富。派遣業界で唯一の業種カバー率100%、未経験から専門的な知識や経験が必要なお仕事まで幅広く掲載しています。
テンプスタッフは登録しておくだけでも受けられるサービスが多いため、どの派遣会社に登録すればいいのか迷ったら登録候補の一つに考えて損はない派遣会社と言えるでしょう。
大手優良派遣会社②:スタッフサービス
スタッフサービスはすぐに働きはじめたいと考えている、時間をかけずにお仕事を探したい方に特におすすめの派遣会社です。
派遣業界の中でも強い営業力があると言われており、求人紹介のスピードが早いことに定評があります。お仕事の紹介時以外にもすべての対応が迅速で、フォローなども含めに理由もなく待たされることはありません。
また、大手企業の求人も多く、規模が大きく求人数が多いことでも有名です。スタッフサービスの拠点は全国47都道府県、紹介予定派遣の求人も地方を含めた全国で取り扱われています。自分に合いそうなお仕事を数ある求人の中から選ぶ事が出来るでしょう。
スタッフサービスに掲載されている求人の半数は未経験OKなので、就業経験が少ない方にもオススメです。特に未経験OKの事務職の求人に積極的です。
「ミラエール」という紹介予定派遣の仕組みでは、スタッフサービスに正社員として入社して、未経験から研修でスキルを身に着けて派遣されるというユニークなシステムも展開しています。
スタッフサービスは経験、未経験問わず、事務系の仕事を探している人にぴったりです。
大手優良派遣会社③:アデコ
アデコは人材業界では世界No.1を誇る派遣会社です。現在、世界60カ国以上で5000を超える拠点で事業を行なっています。日本国内でも30年以上の実績のある老舗企業で、全国150カ所以上の登録拠点があり、地方でも登録できます。
外資系のグループ企業ということで、ネットワークを生かした外資系企業への派遣案件が豊富です。さらに時給が高くて職場環境のいい大企業の案件も多く、求人の質が高いのが特徴です。
アデコは比較的年齢よりもスキルを重視する傾向があり、キャリアやスキルのある方にとっては高時給な求人が多いため非常に狙い目です。
紹介予定派遣の求人件数が他社と比較しても多く、社員採用の成約実績が多いので紹介予定派遣を考えている人には優先的に候補入れる事をオススメします。
また、「ハケン2.5」という独自の無期雇用化への新基準を設けており、2.5年以上継続で派遣就業している場合、無期雇用派遣社員に応募することもできます。
アデコは年齢・経験・スキルを活かした働き方ができるのが魅力です。特にスキルやキャリアをしっかりアピールできる人にオススメの派遣会社です。
優良派遣事業者の認定数が少ないワケ!優良派遣事業者になるのは難易度が高い?!
記事作成時現在優良派遣事業者の認定数は153社。対して、日本人材派遣協会から公表されている最新の派遣会社事業者数は約83,000社ですので、どれだけ狭き門かというのがお分かりになるかと思います。実は結構難易度が高い基準なので、優良派遣事業者であれば、ある程度は安心できるということが言えます。
どうしてここまで認定数が派遣会社の数に比べて少ないのでしょうか?それには3つの理由があります。
難易度が高く認定数が少ないワケ1:認定には「3年以上の実績が必要」
中小企業以下の派遣会社は新設されたものの多く、派遣先への実績も少ないので、優良派遣に認定される程にはまだ安定しているとは言い難いでしょう。
先ずは「3年以上の実績」と言う項目で多くの派遣会社がふるいにかけられます。
難易度が高く認定数が少ないワケ2:そもそも審査されたくない
法改正によって、悪質ないわゆるブラック派遣会社の数は圧倒的に減りましたが、それでもグレーな状態で運営している派遣会社も存在します。そういった派遣会社は審査されることを嫌がるので、そもそも申し込み自体しようとしないのです。
つまり、優良派遣事業者の認定を受けた会社は、3年以上の安定した実績があり、厳しい認定基準を満たした信頼できる派遣会社、と言うことになります。
難易度が高く認定数が少ないワケ3:費用がかかるため申請している派遣会社自体が少ない
優良派遣事業者の申請自体に30万円から40万円の費用がかかることが原因と言えます。3年の実績が必要であることと同様に資金力に余裕がない派遣会社はそもそも申請をしないということです。
ですから、この優良派遣事業者を取得していない=危ない会社ということでは決してないことは申し上げておきます。取得していなくても、優良な派遣会社はたくさんあります。
ただ、優良な派遣会社かどうかを客観的に判断することは簡単ではありません。Aさんには良くても、B3には良くないということはよくあることです。
なので、この記事では、派遣会社を決める際の1つの目安として、「優良派遣事業者として認定されているという判断基準もあります」ということをお伝えしています。
優良派遣事業者のメリットとは?
優良派遣事業者の認定を受けた派遣会社は、数ある人材派遣会社の中でも特に優れた事業者として、社会的に信用を得ることができます。そして、派遣会社で働こうとする人や派遣先企業それぞれに様々なメリットが生まれます。
中でも一番のメリットは派遣会社で働こうとする人や派遣先企業が派遣会社を選ぶときの判断基準になることでしょう。
派遣会社で働こうとする人は、「法令が守られた、安心できる仕事環境の派遣会社に登録したい。」派遣先企業は、「優秀な派遣スタッフを抱えた、優良な派遣会社に派遣スタッフの依頼をしたい。」
そう考えた時に、数ある派遣会社の中から優良派遣事業者の認定を受けた派遣会社に絞って検討することができます。
優良派遣事業者の見分け方
では、どうやって優良派遣事業者を見分けたらいいのでしょうか?
認定を受けた優良派遣事業者だということが、一目でわかるのが「優良派遣事業者」の証であるマークです。「優」という文字と三角形がデザインされたマークになります。
上記は、テンプスタッフのものですが、スタッフサービスでもアデコでも、優良派遣事業者であると認められている会社のホームページには、きちんとそのマークが書かれています。取得優良マークと呼ばれる優良派遣事業者認定マークは、ホームページや会社の看板、社員の名刺などに使用することが可能になります。
厳しい基準をクリアしたことによって得た優良マークがあることは、派遣会社にとって大きな宣伝となり、ブランド力と信頼性を上げる事ができます。
気になる派遣会社がある場合は、まずはホームページで優良マークがあるかどうか会社情報などから探してみましょう。
また、最初から優良派遣事業者に絞って探したいという方には、厚生労働省委託事業の公式サイト「優良派遣事業者認定制度」で検索することができます。
優良派遣事業者のデメリットとは?
優良派遣事業者が認定されたこと自体のデメリットは特にないでしょう。
ただし、勘違いしてはいけない点として、認定するために判断されるチェックリストにある4つの大きな観点から見た全81項目にわたる審査基準は、派遣会社として最低限満たしておくべき基準であるということです。
優良派遣事業者として認定されたとしても、派遣会社としての当り前の基準を満たしているだけに過ぎないのです。
ですので、優良派遣事業者であっても派遣先がグレーな場合もあり、必ずしも自分が納得のいく仕事を紹介してくれる訳ではないでのす。多くの派遣会社の中から優良派遣事業者を選び、さらにその中から自分に合う派遣会社を比較することが必要になります。
ただ、その最低限の基準もクリアしていない、人材派遣会社が数多く存在するのは事実です。優良派遣事業者認定制度を上手に利用して、自分に合った質のいい派遣会社を選びましょう。
優良派遣事業者と残業について
派遣社員も正社員と同様、労働基準法が適用され、安心して働ける法的環境が整備されています。
労働時間は労働基準法により定められており、1週間で40時間、1日8時間(休憩時間を除く)を超えて労働させてはいけないと定められています。これを法定労働時間といいます。もちろん派遣スタッフにも該当します。
また、派遣会社と派遣先が36協定が結んである場合、雇用契約書に「時間外労働及び休日労働について」という項目があり、「1日何時間、1ヶ月何時間の範囲内で」という記載があるので、その取り決めにしたがって仕事をするようになります。
しかし、残念ながら、数ある派遣元事業主の中には、残業代を払わない悪質な派遣会社が存在しているのも事実です。
優良派遣事業者であれば、厳しい認定を受けているので、残業の未払いや不当な残業の心配はありません。
審査項目の中にも、「派遣社員が安定して就労できるように、派遣ん開始直後に就業状況や就業環境を確認する仕組みがある(30項目目)」や「派遣社員の超過勤務の状況について把握しており、過度な超過勤務がある場合はその解消を派遣先に働きかけている(41項目)」と言う記述があり、優良派遣事業者の中であれば、不当に残業させられたり、残業代が支払れないと言う事はまずないでしょうから安心です。
実際の残業時間は派遣先や働き方によって大きく異なりますので、自分の条件に沿った仕事内容や勤務時間の契約を結ぶことが重要になります。
いかがだったでしょうか?優良派遣事業者ランキングと優良派遣事業者についてまとめました。
優良派遣事業者に認定された事業者は厳しい審査を受けて認定を受けているので、派遣会社選びの一つの目安になります。ただし、認定されている派遣会社が必ずしも自分に合った派遣会社かと言うと、そうとも言い切れません。
自分が働きやすい環境を整えるなら、派遣会社の登録を一つだけにこだわらずに、複数登録した上で実際に派遣スタッフとして働く派遣会社を決めることもいい手段でしょう。
派遣会社のおすすめ総合ランキング
当サイト推奨の最新派遣会社の総合ランキングは、実際の派遣登録者からのインタビュー・評判、口コミで作成されています。
優良派遣会社限定のランキングではありませんが、派遣会社の強みや評判を総合的に確認できるので、このおすすめランキングと合わせて確認するといいと思います。
この記事の執筆者
noriko
大学卒業後、商社に正社員で就職。退職後は派遣社員として営業事務や一般事務などの事務職を中心に、大手会社や財団法人に就業。派遣業務を過去8年間従事した。イベント関連などの短期派遣の経験もあり。登録済みの派遣会社はスタッフサービスなど大手を中心に10社以上。プライベートと仕事の両立のために派遣という働き方を選択していた。