マンパワーグループはやばい?派遣の評判は?1年登録して働いた実体験や口コミ情報
「マンパワーグループの派遣ってどうなの!?やばいって本当?」
「マンパワーグループの評判は玉石混交だけれど実際どうなの」
「マンパワーに登録しようかどうか迷っている」
当記事をご覧いただいている方はこのような疑問をお持ちなのではないでしょうか?私は、マンパワーグループで1年半登録して働いた派遣社員(30代男)です。
そんな私が、マンパワーグループについて徹底解説します。営業担当に直接聞いた話や、働いている証明として私の給与明細も公開します。ぜひ、最後までご覧ください。
世間で言われている評判や口コミについても思うことを述べています。
マンパワーグループ株式会社とは?基本的特徴
まず、かんたんにマンパワーグループ株式会社の派遣の特徴をまとめてみました。
・1966年設立の日本初の派遣会社
・世界70カ国・地域にオフィスを持ち、ワールドワイドに展開している人材サービス
・マンパワーグループの派遣登録者数は70万514人
・全国155拠点の営業所
・オフィス事務・エンジニア派遣の案件が多い
運営会社 | マンパワーグループ株式会社 |
本社住所 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークタワー |
創業 | 1966年11月 |
上場 | ニューヨーク証券取引所 |
求人数 | 9,077件 |
拠点数 | 100箇所以上 |
加入できる社会保険 | 健康保険・厚生年金・雇用保険・労働者災害補償保険 |
交通費 | 支給無し |
健康診断 | 有り |
休業制度 | 産前産後・育児・介護休業制度 |
教育訓練 | キャリアアップサポート(eラーニング・キャリアカウンセリング・提携スクール・スキルチェック) |
一言でまとめると「全国展開している老舗の大手派遣会社」といったところです。次章で深堀して解説していきます。
マンパワーグループはやばい?強みは?実際にマンパワーで働いて感じた良いところ・やばいところ
マンパワーグループで私が働いて感じた、良いところとよくやばいところを記載します。
良いところ➀:時給が高い
マンパワーグループの時給は高いです。これがよいところのほぼ全てです。私の給与明細です。ご覧ください。
時給2350円、手取りで毎月32万~35万くらいです。ネットワークエンジニアで時給高めの職種です。それでも高いと思います。
他派遣会社時代の時給で比較
私はこれまでいくつかの派遣会社を渡り歩いてきましたので、当時の時給をまとめてみました。
・インテリジェンス (ネットワークエンジニア) 時給1600円
・パーソルテクノロジースタッフ (ネットワークエンジニア) 時給2200円
・日本リック (ネットワークエンジニア) 時給2100円
マンパワーグループの時給2350円は私のスキルからしても高額です。スキルは同じでも会社が異なれば待遇(時給)も変わってきます。今の時給に不満がある方はマンパワーグループを検討されてはいかがでしょうか?
良いところ➁:派遣先は大手企業が中心
マンパワーグループの就業先は大手企業が中心です。例えばこんな就業先があります。
「大手企業」と聞くと敷居が高く感じられる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、それは誤解です。
大手企業の方が、仕事が最適化されて降りてくるので対応しやすいです。また、オフィス自体もきれいなことが多く安心して働けます。
私はネットワークエンジニアとして登録しました。よって、登録会の際には「KDDI,NTT,伊藤忠等」をおすすめされました。大手企業で安心して働きたい方はマンパワーグループを検討されてはいかがでしょうか?
良いところ➂:派遣初心者でも安心のサポート体制、キャリアアップ支援・スキルアップに積極的
マンパワーグループはキャリアアップ支援が充実しています。MCC(マンパワーグループ・キャリア・カレッジ)と銘打ってキャリアアップ支援をしてくれます。
マンパワーグループでは無料で「キャリアカウンセリング」を行っております。こちらは専任のキャリアカウンセラーがアドバイスしてくれるものです。転職エージェントとは異なり、中立的立場でアドバイスを受けることができます。
私も、一度受けましてキャリア選択の参考になりました。
派遣が初めてな方、高時給の仕事が希望な方、いろいろな希望がある方に対して、安心できる環境づくりを日々心がけていると感じます。
なるたけ大手の派遣会社がシステムしっかりしてて、職業適性テストとかも受けさせてくれます。実際に登録して就業したなかでは、マンパワーグループとリクルートスタッフィングがサポート手厚くて感じ良かった。たぶん若いうちに派遣で働くと、正社員が遠のきます…。
— still_life (@sega_k1) October 12, 2016
良いところ④:マンパワーグループの福利厚生サービス「クラブオフ」は意外と使える
クラブオフとはマンパワーグループの会員専用の福利厚生サービスです。マンパワーグループで就業していなくても登録しているだけで利用することができます。
クラブオフにはこんなサービスがあります。
・カラオケ まねきねこ室料30%OFF
・レンタカー最大55%OFF
個人的には大江戸温泉物語のチケットが1280円で購入できるのがありがたいです。クラブオフはいわば福利厚生のポータルサイトです。なので、きっと自分に合った福利厚生が見つかると思います。
良いところ⑤:マンパワーグループの給与明細は世界一
マンパワーグループの給与明細は世界一です。理由は給与明細の発出がとにかく早いからです。
このように毎月12日頃に給与明細発出の連絡が来ます。(ちなみに給料日は15日)しかし、毎月6日前後には給与明細がアップされています。派遣社員は給料にばらつきがあるので素早い給与明細のアップロードは助かります。
良いところ⑥:マンパワーグループの実績の歴史
マンパワーグループ社は、1966年11月に日本で初めて人材派遣会社マンパワー・ジャパンを設立した派遣業界の老舗企業です。
60年を超える人材派遣の経験があるからこそ、紹介予定派遣など様々な雇用形態で満足を得ています。
やばいところ➀:営業のサポートは形だけ(というかほぼ無い)
マンパワーグループの営業のサポートは形だけと心得た方がいいです。マンパワーグループで働いてからサポートらしい、サポートを受けたことがありません。3か月に1度、更新時期にメールがくるだけです。
派遣営業:「××様(私の名前)来月、契約更新です。更新はされますか?」
私 :「はい。おねがいします」
これ以外のやり取りはほぼありません。営業担当に聞いたところによると、手が回らないそうです。マンパワーグループの営業担当は一人当たり120~200人を担当するそうです。
なので、問題のない派遣社員の対応は後回しになり、結果サポート薄になるそうです。手厚いサポートは期待しないほうが賢明です。
やばいところ➁:マンパワーグループ登録会ではとにかく紹介ありき!
マンパワーグループの登録会ではとにかく紹介ありきです。どういうことかというと、とにかく量を紹介されるのです。 登録会ではこんな感じです。
私 「あっ はい。おねがいします」
コーディネーター「こんなのどうでしょう(書類ドバー)」
・ 仮想ネットワークの設計 経験5年以上
・ 外資系企業でのブリッジSE(通訳)
・ 金融系ネットワークの構築
私 「全部無理や・・・できるわけ無いやん・・」
マンパワーグループ面談の際はとにかく紹介ありきでこっちのスペックや経験はほぼ無視です。「可能性が少しでもあるならあきらめない!!」が悪い方向に向かっています。
よって、BEST案件を狙っていきたいという方には向いていない派遣会社です。逆に、Better(それなりの満足)を狙っていくのであればおすすめの派遣会社です。
やばいところ③ 年末調整のサポートが雑
年末調整のサポートは派遣社員に丸投げで辛かったです.
↓年末にやるこちらです。
営業担当に確認すると「社内窓口に問い合わせてください」と返されました.社内窓口に確認すると、自動案内で対応されるだけで解決しませんでした.
どうにか自力で調べて、年末調整を済ませました。派遣スタッフの手続き的なフォローもしっかりしてほしかったです。
マンパワーグループの派遣の共感できた評判
マンパワーグループの口コミ情報で私が共感できるものを集めました.一つの側面として目を通していただければと思います.
いい評判
・時給が良い(20代男)
・応募から決定までが早かった(20代男)
・マンパワーの悪い点は特に思い浮かばない(30代男)
・応募企業との面談でさりげなくプッシュしてくれた(50代男)
悪い評判
・未経験歓迎と記載されているのに未経験と言う理由で落ちた(20代男)
・案件に応募しているが一向に通過しない(40代女)
・案件の当たり外れが激しすぎる!外れ案件を引いてしまった(40代女)
・社会保険料が高すぎる(40代女)
マンパワーグループのX(twitter)などのSNSでの口コミ・評判については、後述します。
マンパワーグループ派遣の時給はどれ位?時給相場を解説!
マンパワーグループの時給は高めです。他社に比べて時給50~80円高い印象です。理由は.「派遣先に大手企業が多い」「マージン率が低い」この2つです。実際の時給目安の表をマンパワーグループのHPより引用します。
主要な業種のマンパワーグループでの平均的時給相場を下記に再掲しました。
職種 | 時給相場 |
事務 | 1,300円〜1,400円 |
販売接客 | 1,200円〜1,400円 |
IT・デザイン | 2,200円〜2,400円 |
物流・整備 | 1,200円〜1,300円 |
こちらは全国版です。都市圏では時給はこれより高い傾向にあります.東京の場合は上の時給に+200~300円高くなります。参考値として「未経験☓事務☓東京」で時給1500円を少し超えるくらいです。
派遣社員から正社員になれる!?
正社員には、ほぼなれません。派遣社員から正社員になれる割合は10%以下です.これは営業担当に聞きました。「就業先の正社員になりたい人」が「正社員になれた」割合です。
就業先は大手企業が多く派遣社員から正社員になれ得る割合は10%以下とのことです。ただし、次の3点を満たしている場合は正社員になれる可能性が大いにあるとのことです。
・ 若手(20代~30代)
・ 自己研鑽に積極的(資格取得など)
もし、正社員になりたければまず,正社員は狭き門だと自覚することが大切なようです。
マンパワーグループの評判・口コミ
マンパワーグループに登録している人たちの口コミや評判などをまとめました。基本的に、X(twitter)などの口コミは良い話より悪い話が多い事は理解した上で、参考にして下さい。
親身になってくれて紹介も頻繁にしてくれる
休みの自由がほしいんやったらデータ入力とコルセンがいいんじゃない?時給高めだし。賞与はないけど福利厚生もしっかりしている!中卒でもいいとこあるみたいだし、マンパワーって派遣会社さんがすごく親身になって仕事探してくれるから気が向いたら登録してみて。
— ヨネ (@4ne8ra) October 6, 2017
派遣会社別印象20年初夏版。
マンパワーは頻繁に紹介をくれたし親身だった。
パーソルテンプ若い子向けかな。
スタッフサービス次はここで決まった。営業は丁寧。電話の女性は失礼だったので残念。
リクルートスタッフィングは的外れな「あなたにマッチ」で最後まで残念。希望勤務地くらい反映してよ— はな時短職探し中 (@foDmuNarTKVQrVa) June 24, 2020
一緒に感想を書かれている、テンプスタッフ、スタッフサービス、リクルートスタッフィングの口コミについては、以下の記事を参考にしてください。
仕事を紹介してくれない
派遣会社の態度の良し悪しで言うなら日研トータルソーシングもそこまで態度良くはなかった。仕事紹介してくれないけど態度だけはピカイチなのはマンパワー。
偽造羊毛 (@Hitsujippoi) May 11, 2020
スタッフがみんな親切
ヒヅキさんが求めてる転職方法かは分かりませんが、紹介予定派遣で探すのが個人的に良かったです!私はマンパワーさん使いましたがスタッフの方みんな親切でした
— べにこ (@MecleMetic) October 17, 2019
WEBサイトが使いにくい
派遣会社でWEB登録だけで仕事紹介までできるところはぜったいおさえておくべき。登録会場に行かなくてもいいのはラクだし交通費も浮くし。個人的にはキャスティングロードとリクルートスタッフィングがおすすめ。マンパワーも悪くないけどWEBの使い勝手はイマイチかな。どれもホワイトであるのはたしか
— たかぎー@コスパよく幸せに生きる (@takagee3374) March 20, 2019
営業(担当者)が放置プレイ
社内選考がなかなか通らない
マンパワーグループはこんな人におすすめ!
マンパワーグループをおすすめできるのはこんな人です。
・ とにかくすぐにでも仕事を決めたい
・ 相場より高い時給で働きたい
・ 大手企業で働きたい
逆にこんな人にはおすすめできません。
・ 派遣会社から手厚いサポートを受けたい
・ 派遣社員から正社員になりたい
・ 未経験でなおかつ地方で派遣社員として働きたい
このような方にはマンパワーグループは不向きだと言えます。
まとめ マンパワーグループを徹底解説
「マンパワーグループ徹底解説」の記事は参考になりましたでしょうか?参考になるネタが一つでもあれば幸いです。
マンパワーグループが以前「派遣スタッフ満足度調査」で1位になった時に。この件を営業担当について訪ねたところ、以下の返答をいただきました。
「まぁそうかもね。営業担当から見てもなんだかんだ良い派遣会社だと思う」とのことでした。
私もマンパワーグループで働いてなんだかんだ良い派遣会社だと思います.大きな不満が無いというのが一番いいところです.「まんざらでもない感じで働くのもいいな」としみじみ感じております。
派遣社員として就業を検討されている方、マンパワーグループを検討されてはいかがでしょうか?きっとそれなりに充実した日々が待っていると思います。
派遣会社のおすすめ総合ランキング
当サイト推奨の最新派遣会社の総合ランキングは、実際の派遣登録者からのインタビュー・評判、口コミで作成されています。
派遣会社の強みや評判を総合的に確認できます。
この記事の執筆者
Hidenori
様々なアルバイト、ケータイショップの職を経て2010年よりネットワークエンジニアの道へ。NTTデータ・NTTドコモ・NTTcomなどの派遣社員を経験、現在もNTT系の企業で派遣社員として働いている。